優先権書類のデジタルアクセスサービス(DAS)

約10年ほど前から、日本国特許庁と、米国/欧州/韓国の各特許庁との間では、二国間での優先権書類の電子的交換が利用可能です。紙媒体の優先権書類を送付する手間及び郵送料が不要になり、便利になりました。しかしながら、最近特に出願が増えている中国特許庁とは電子的交換ができません。またWIPO(世界知的所有権機関)も入っていません。

今年4月から、日本特許庁は、優先権書類のデジタルアクセスサービス(DAS)を利用できるようになりました。特許出願人は、DASを利用することにより、第一国に対する出願を優先権主張の基礎として、第二国へ出願する際に、第二国への書面による優先権書類の提出を省略することができます。世界知的所有権機関へのアクセスコード付与請求書を出すことによって、アクセス番号が付与され、そのアクセス番号を第2国に伝えれば済みます。このDASが利用できる国に、中国特許庁及びWIPOが入っています。

このため、多くの日本企業が特許出願する第二国に対して、さらに優先権書類の提出が容易になります。