月別アーカイブ: 2017年9月

ITCがシャープ特許侵害で、ハイセンスを調査

一時はどうなるか心配されたシャープですが、鴻海(ホンハイ)精密工業の支援によって、どんどん元気になってきているようですね。その勢いがシャープ知的財産部門にも及んでいるようです。 現地時間9月28日付のロイターの記事によりますと、ITCがシャープ特許侵害でハイセンスを調査することになったそうです。 http://www.reuters.com/article/us-sharp-hisense/u-s-trade-body-will-probe-sharp-hisense-patent-dispute-idUSKCN1C232G シャープは、8月に国際貿易委員会(ITC)にハイセンス(Hisense Group Co Ltd 海信集団)を特許侵害で訴えました。その結果、ITCが関税法337条に基づきハイセンス調査することを決定したようです。 7月28日のブログ記事に記載しましたが、シャープが経営不振で米国から撤退した際に、シャープがハイセンスに米国市場での商標「シャープ」及び商標「アクオス」の使用を許諾しています。 そのハイセンスの製品が低品質ということであれば、ブランドイメージを下げるという理由で、契約解除してもよいのではないかと思います。 それにもかかわらず、今度は特許権侵害でハイセンスを訴えています。ハイセンスと特許ライセンス契約していなければ、シャープの行動は正当な権利行使です。 しかし、商標ライセンスしている会社に対して、商標及び特許訴訟を提起しているということは、記事に出ない何らかのトラブルが両社間にありそうです。 記事にある通り、シャープが自身のブランドで高品質TVで米国に再参入を考えているからでしょうか?

クアルコムがアップルに提起した2つの事件で負ける

これまでブログ(6月21日、7月25日)でも、アップル(Apple)とクアルコム(Qualcomm)とのライセンス料に関する訴訟を取り上げてきました。互いに複数の訴訟を提起しているため、ライセンス料に関する訴訟もどの事件のどの結果ですかしっかりと追いかけることができません。 しかしながら、クアルコムがアップルを訴えた2つの事件で負けたことが、現地時間9月20日付Appleinsiderに掲載されていました。 http://appleinsider.com/articles/17/09/21/qualcomm-loses-two-key-rulings-in-its-patent-royalty-fight-with-apple 一つはアップル製品の製造会社にライセンス料を支払わせることを禁じました。もう一つはアップルに他国において独占禁止法で提訴することを止めさせることを禁じました。 クアルコムは、LTEなどの高速通信に関する基本特許を複数有していますが、今後アップルは、クアルコムのライバルのIntelとの通信チップの契約や、自社でチップの開発を加速させていくようです。 iPhone 8やiPhone Xの通信チップには何が使用されているかわかりませんが、どんどんクアルコムのチップが減っているのでしょうね。

EVの将来は、バッテリーチャージの時間短縮か?

この9月に日産自動車が新型「リーフ」を販売開始し始めましたが、最初の「リーフ」をレンタカーで2日間借りたことがあります。100%充電で公称140kmだったと記憶していますが、60kmぐらい走ったところでバッテリーが20~30%になり、停まってしまうのではないかと心配で日産の販売店に持ち込んで充電してもらった経験があります。急速充電ではありませんでしたが、約2時間半で60~70%前後ぐらいになった記憶があります。そしてやっと安心して、販売店から出発できリーフで自宅まで戻ってきました。 さて、現地時間9月18日のthe driveというサイトが、テスラ(tesla)の公開特許を報じています。 http://www.thedrive.com/sheetmetal/14418/tesla-files-patent-for-15-minute-battery-swapper テスラはバッテリーが大きいですから100%充電には200V充電で半日以上かかるようです。さすがにこれでは困る人も多いだろうという発明です。今回のテスラの公開特許は、バッテリー自体を15分で交換する発明です。 審査前の請求項1の発明のシステムは、EV車を持ち上げる車両リフト、EV車からバッテリーを外して降ろすバッテリーリフト、外したバッテリーを運ぶコンベアを有しています。そしてそのコンベアでチャージされた別のバッテリーをリフトまでコンベアで運び、EV車に別のバッテリーを取り付け、その後車両リフトが降りるというシステムです。 特許になるときは発明が限定されていると思いますが、バッテリーを如何に早く充電できるようにするかが今後EV業界では重要になるのでしょうね。

音楽を聴きながらジョギングして、ライト点滅

前回のブログに引き続き、ランニングネタの公開特許を見つけました。 夜間に車を運転していると、無灯火の自転車を運転又はランイングしている人を本当に認識しにくいことに気が付きます。このため、自分がランニングする際には、必ずライトをつけます。昼間のランニングでも、トンネル内に入るとiPhoneのLEDフラッシュライトをつけます。 現地時間9月7日の9to5MACの記事は、アップル(Apple)の9月7日の公開の米国公開公報20170255351が、ランニング中に腕に取り付けたiPhoneがピカピカ点灯する発明を開示していることを伝えています。 https://9to5mac.com/2017/09/07/apple-patent-backlight-strobe-to-music-safety-light/ この公開特許は、音楽の聴くことが前提の特許です。そして、選択した曲のリズムに合わせてiPhoneの画面が点滅するというものです。 そもそも、ランイング中にイヤホンで音楽を聴きながら走ることは、周りの音が聞こえないから危険とか他のランナーの迷惑になるという人もいます。そうするとこの公開特許は活かせる場がなくなります。 特許の話ではないですが、夜間のランニングでは怪我をしたことを想定してスマートフォンを持って走る人が多いと思います。スマートフォンの画面をLEDフラッシュライトを点滅させたり点滅させたりする機能があると、安全に夜間ランニングできると思います。

特許権者が、ITCと連邦地裁に訴えたら

私もランニングしていますので、ガーミンのランニングウェアはよく知っています。しかし、ガーミンが船舶に使われる水中ソナーを製造していることは知りませんでした。 現地時間9月11日のカンザスティビジネスジャーナルによりますと、船舶用の水中ソナーを販売しているナビコ(Navico)がガーミン(Garmin)を連邦地裁に特許侵害訴え、3800万ドルの損害賠償金の評決を受けたようです。 https://www.bizjournals.com/kansascity/news/2017/09/11/garmin-ordered-to-pay-38-million-in-ongoing-patent.html 一方、ナビコはITC(米国国際貿易委員会(International Trade Commission)でもガーミンを訴えていました。ITCではナビコの主張が認められ、損害賠償と輸入差止の決定がでましたが、CAFC(連邦巡回区控訴裁判所Court of Appeals for the Federal Circuit)で、特許無効と判断され、ITCの決定が覆されました。 記事によりますと、ナビコ(Navico)の特許は同じ案件又は似たような案件らしいです。そのためかガーミンは、今回の評決をあまり気にしていないようです。