月別アーカイブ: 2016年3月

目の動きに合わせて、フロントガラスに映る情報が変化

3月29日のCNETの記事で、「多様な情報もつフロントガラスの発明をトヨタが特許出願」を見つけました。 http://www.cnet.com/roadshow/news/toyota-patents-trick-augmented-reality-windshield/ すでにスピードメータ等の計器の情報を自動車のフロントガラスに投影する技術は開発されているようです。 3月24日に米国公開された公開公報2016/0086305は、スピードメータ等の計器の情報だけでなく、死角になる車の外部の情報を投影したり、計器の情報の投影する位置を変更したりする発明です。 車両の外を撮影するカメラとドライバーを撮影するカメラとを備えており、ドライバーの視線などで、フロントガラスに投影する情報を変えていきます。 人がまったく運転しなくてもよいことを望む人も多いと思いますが、そのような人は完全自動運転技術を希望すると思います。 一方、楽しく安全にドライブしたい人も多くいるでしょうから、この発明はそんな人の助けになるでしょう。 本ブログ及び特許申請、商標登録出願代行等に関するお問い合わせは、下記URLからお問い合わせください。 http://www.itopto.com/otoiawase.html

パソコンやスパートフォンにダウンロードされるソフトの画面が、意匠登録可能に

特許庁の改正特許審査基準、改正意匠審査基準及び改正商標審査基準が4月1日から適用されます。 今日のブログでは、パソコンやスパートフォンにダウンロードされるソフトの画面がこれまで基本的に登録できなかった審査基準が、登録できるようになる審査基準になることを説明します。 意匠法第2条第1項で、「意匠」が規定されています。「意匠」は“物品の形状、模様若しくは色彩又はこれらの結合と認められる画像”でなければなりません。 まず2016年3月31日までの審査基準では、 「その物品にあらかじめ記録された画像であること」と記載されていました。 2016年4月1日以降の審査基準では、 「物品の表示部に表示される画像が、その物品に記録された画像であること」と変わりました。 これだけではわかりにくいですが、具体的には、パソコン又はスマートフォンにソフトウエア(アプリ)をダウンロードして、その表示画面に表示される画像も商標登録出願可能になりました。 これまでも、アプリ画面を意匠登録出願したいというお客様からの要望があったり、米国等で出願した同じ意匠登録出願したいとの話があったりしましたが、お断りしていました。4月1日からは出願できるようになります。 本ブログ及び特許申請、商標登録出願代行等に関するお問い合わせは、下記URLからお問い合わせください。 http://www.itopto.com/otoiawase.html

ヒュンダイのレクリエーショナル・ビークル(ミニバン)のドア

キャンピングカーで日本一周したいなと思っている人は多いはずです。時間とお金がなければなかなかできませんが、こんなRV(レクリエーショナル・ビークル)だと、キャンプに行くのも楽しくなること間違いなしです。 3月28日のAutoBlogというサイトで、ヒュンダイ(Hyundai;現代)自動車がスライドドアとガルウィングとが合体したドアの特許公開の記事がありました。 http://www.autoblog.com/2016/03/28/hyundai-gullwing-door-patent-vw-camper-tesla-model-x/  記事ではヒュンダイが意匠権を取得したような書きぶりでしたが、実際は3月24日に公開された米国特許公開公報2016/0082815に載っているドアです。 発明のタイトルも“車両用のスライドドア付きのガルウィングドア”です。いかがでしょうか? 具体的な構成もしっかり記載されていますので、もしかしたら近々オーショショーで発表があるかもしれません。 本ブログ及び特許申請、商標登録出願代行等に関するお問い合わせは、下記URLからお問い合わせください。 http://www.itopto.com/otoiawase.html

パテント・トロールがIPRで負ける

3月24日のブログで、ファンドマネージャの当事者系レビュー(IPR)で勝利した旨のブログを記載しました。 またIPRは無効化率が高いことも、ブログで何度もお伝えしています。 さて、今度はEngadgetの3月26日の記事から「もっとも利益を上げているパテント・トロールの一社が、特許の牙を失う」という記事を見つけました。 http://www.engadget.com/2016/03/26/uniloc-patent-troll-defeated/ パテント・トロールのUniloc(ユニロック)は、儲けているパテント・トロールの一社です。マイクロソフトからもかなりの額のライセンス料を受け取ったはずです。記事では388Mドルをマイクロソフトから勝ち取ったとありますが、最終的には非公開の和解条件で決着しています。 そんなユニロックの虎の子である、米国特許5,490,216がIPRで無効になったようです。このIPRの決定に対して、ユニロックは連邦巡回区控訴裁判所(CAFC)に出訴することができます。ユニロックのCEOのメールが記事に載っていますが、そのメールですと、IPRの決定に対して未だ出訴するかは決めていないそうです。 米国特許5,490,216は、オーストラリアの基礎出願を使ったかなり曖昧な特許のようです。記事の通りだとすると、CAFCでIPRの決定が覆る可能性も低そうです。 さて、米国特許5,490,216は2014年にユニロックからFORTRESS CREDIT(フォートレス信販)会社に譲渡されています。フォートレス信販会社は、資産管理会社なのでしょうか? 信販会社が管理しているとしても、IPRは、まっとうな製薬会社等だけでなく、パテント・トロールをも苦しめているのですね。 本ブログ及び特許申請代行等に関するお問い合わせは、下記URLからお問い合わせください。 http://www.itopto.com/otoiawase.html

キャッチフレーズやスローガンが、商標登録可能に

特許庁の改正特許審査基準、改正意匠審査基準及び改正商標審査基準が4月1日から適用されます。 今日のブログでは、キャッチフレーズやスローガンがこれまで基本的に登録できなかった審査基準が、登録できるようになる審査基準になることを説明します。 まず2016年3月31日までの審査基準では、 「標語(例えば、キャッチフレーズ)は、原則として、第3条1項6号の規定に該当するものとする。」と記載されていました。 第3条1項6号の規定では、「需要者が何人かの業務に係る商品又は役務であることを認識することができない商標」は、登録を受けることができないという内容です。 2016年4月1日以降の審査基準では、 「出願商標が、その商品若しくは役務の宣伝広告又は企業理念・経営方針等を普通に用いられる方法で表示したものとしてのみ認識させる場合には、第3条1項6号の規定に該当すると判断する。 出願商標が、その商品若しくは役務の宣伝広告又は企業理念・経営方針等としてのみならず、造語等としても認識できる場合には、第3条1項6号の規定に該当しないと判断する。」と変わりました。 これだけではわかりにくいですが、具体的には、キャッチフレーズ等が①商号などを含む、②ロゴなどの図形と一体化している、③長期間使っている、④第三者が似たものを宣伝に使っていない等であれば、登録される可能性があるということです。 これまでも、キャッチフレーズやスローガンを商標登録出願したいというお客様からの要望がありましたが、私は登録できない可能性が大です、と言って依頼をお断りしてきました。 今後は、○○すれば、キャッチフレーズを商標登録できます、とアドバイスできるようになります。 本ブログ及び特許申請、商標登録出願代行等に関するお問い合わせは、下記URLからお問い合わせください。 http://www.itopto.com/otoiawase.html