月別アーカイブ: 2015年8月

ITCは、マイクロソフトの特許侵害を認めず

8月21日のブログでは、4月にITC(米国際貿易委員会)がノキア(Microsoft)がインターデジタル(InterDigital)社の上記とは別の米国特許(7,190,966、7,286,847)を侵害したと判断し、この8月28日に輸入を差し止めるかの最終判断が下されることを報告しました。 現地時間8月28日のロイターの記事によりますと、ITCは、マイクロソフトによる携帯端末技術の特許侵害の事実はないとする最終決定を下したとのことです。 http://www.reuters.com/article/2015/08/29/microsoft-interdigital-us-idUSKCN0QX2GC20150829 8月21日のブログで、マイクロソフトは、インターデジタル社が3G、4Gの通信技術の標準必須特許をFRAND(Fair, Reasonable, and Non-discriminatory公平、合理的、かつ非差別的)条件でライセンスしていないと主張したことを取り上げました。 28日のITCの最終決定では、特許権侵害しないとしか判断せず、標準必須特許のFRAND条件に関しては言及していないようです。 本ブログ及び特許申請代行等に関するお問い合わせは、下記URLからお問い合わせください。 http://www.itopto.com/otoiawase.html

「楽しく、かっこよく、稼げる農業」実現へ

昨日に続き、8月27日のインプレスのニュースからブログを書きます。インプレスで「『楽しく、かっこよく、稼げる農業』実現へ」の記事がありました。 http://cloud.watch.impress.co.jp/docs/news/20150827_718223.html 佐賀大農学部、佐賀県、株式会社オプティムが三者連携協定で、佐賀県が保有する農業試験研究機関の圃場、および佐賀大学が保有する圃場で、ドローン、IoT、ウェアラブル端末を活用し、あらゆるデータをクラウドに蓄積する方向だそうです。 そもそも、この記事のブログを記載しようと思ったのは、株式会社オプティムが絡んでいるからです。株式会社オプティムはマザーズに昨年10月に上場した会社ですが、ベンチャー企業でありながら多くの特許出願をしています。 農業IT分野における知財創造を実施し、その成果としての特許取得も行う意向だそうです。 農業の知的財産というと、地域の特産品等を他の地域のものと差別化を図るための地域ブランドのための地域団体商標制度(特許庁;経済産業省)、地理的表示保護制度(農林水産省)をすぐに思い付きます。 また、野菜工場と言われているLEDで栽培するレタスも、農業の知的財産と言えるでしょう。 しかしながら、農業と知的財産というとほとんどが商標関連です。 農業のIoT化で、日本の農業を工業化してくいくことは大変面白い試みと思います。今後、ドローン、IoT、ウェアラブル端末、クラウドを使った農業関連の特許がたくさん出願されるようになるのでしょう。 本ブログ及び特許申請代行等に関するお問い合わせは、下記URLからお問い合わせください。 http://www.itopto.com/otoiawase.html

災害時に家族の位置情報を共有するアプリ

8月27日のインプレスのニュースで、「通信回線が輻輳する前に家族の位置情報を共有するアプリ」の記事を読みました。 http://internet.watch.impress.co.jp/docs/news/20150827_718077.html 特に地震等の大災害の際には通信状態が悪くなり家族との連絡が取れないことは、誰もが東日本大震災で経験したことと思います。 このような場合に備えて、スマートフォンアプリで、災害発生時の警報が発令されると、それをトリガーとしてサーバーに蓄積されていた各メンバーの直前の位置情報をメンバーに自動配信するとのことです。記事ではこのアイデアの特許を2007年に取得していると記載されていますが、検索しても見つけることができませんでした。 確かに、1時間ごとに家族の位置情報を収集し、災害発生の直後にその位置情報を送信すれば、数十分前に居た場所が家族全員大体把握できるということです。また災害発生直後では通信状態が悪くなっておらず位置情報を送信できるでしょう。 私の子供が小学生の頃はドコモの“イマドコサーチ”を使っていました。子供が携帯電話を置き忘れてきたときは、“イマドコサーチ”で携帯電話を探し出すことができました。 この8月に、妻がカバンの置き引きに遭い、スマートフォンを失い且つ何らアプリを入れていなかったため探し出すことができませんでした。 この記事を読んで、居場所ではなく忘れ物防止のためにも、スマートフォンの位置を探すアプリを家族全員で入れようかなと思いました。 本ブログ及び特許申請代行等に関するお問い合わせは、下記URLからお問い合わせください。 http://www.itopto.com/otoiawase.html

アップルのスライド式ロック解除の特許が無効に

8月26日のロイターニュースで、「スライド式ロック解除特許、独裁判所が無効と判断」という記事を見つけました。 http://jp.reuters.com/article/2015/08/25/idJPL4N1105P220150825 iPhoneやiPadなどをロック解除(アンロック)する際には、スライダー又は画面を左から右に動かします。他社のスマートフォンやタブレット端末は、ロック解除の仕方が異なっています。 このロック解除に関しては、アップルが特許権や意匠権を持っているため、他社は違うロック解除方式を採用しています。 意匠権に関してですが、私も雑誌BigLife21でスライド式ロック解除の記事を書いています。 http://biglife21.com/column/2751/ さて、今回ドイツの控訴裁判所がアップルのスライド式ロック解除の特許を無効と判断しました(調べてみますと、ドイツ事件番号X ZR 110/13です。)。 無効となった案件は欧州特許1964022です。1年ほど前に同様なスライド式のロック解除の製品があったため、無効とされたようです。 欧州特許1964022の対応特許は何十カ国で特許されており、日本では特許5303688です。対応特許にも影響を与えるかもしれません。 本ブログ及び特許申請代行等に関するお問い合わせは、下記URLからお問い合わせください。 http://www.itopto.com/otoiawase.html

液体に沈む「データセンター」

日経エレクトロニクスの記事で、「超小型を実現 液体に沈む「データセンター」という記事を読みました。 http://www.nikkei.com/article/DGXMZO89435910X10C15A7000000/ 富士通は、サーバーのメーンボード、ストレージ、ネットワーク機器全てをフッ化炭素系の液体に浸して冷却するデータセンターを開発中とのこと。 既存の空冷設備のデータセンターでは、米国企業などとの価格競争力で勝てないけれど、液浸冷却のデータセンターは、建屋も含めてデータセンターの構築コストを大幅に削減できる可能性があるとのことです。 記事に出てきた液浸冷却システムには、ベンチャー企業のExaScalerが開発した特許技術が使われているそうです。 株式会社ExaScalerのホームページに、2014年8月に基本特許を出願したことが記載されていました。 http://www.exascaler.co.jp/company 本来なら未だ公開されていないのですが、早期審査制度により基本特許が既に権利になって発行されているかもしれないと思い、調べてみましたが、公報を見つけることができませんでした。 データセンターの空冷設備の会社にお伺いして、実際の空冷設備を見たことがあります。もちろん公開特許公報も読みました。 そんな経験もあり、液浸冷却システムがどんな技術なのか実際に見てみたいです。 本ブログ及び特許申請代行等に関するお問い合わせは、下記URLからお問い合わせください。 http://www.itopto.com/otoiawase.html