月別アーカイブ: 2014年7月

クリスティアーノ・ロナウドの商標”CR7”

ロイターの現地時間7月30日の記事によりますと、米国ではポルトガルのスーパースター”クリスティアーノ・ロナウド”が商標”CR7”で米国人(個人)から訴えられているそうです。 http://www.reuters.com/article/2014/07/30/ip-soccer-idUSL2N0Q42XS20140730 ”CR7”は、Cristiano Ronaldoの頭文字と、ポルトガル代表の7番の背番号を意味していると思います(マンチャスター・ユナイテッド時代の7番かもしれません)。 クリスティアーノ・ロナウドは、下記URLにあるように、2013年11月1日から、ブランド”CR7”で主に下着を販売しています。 http://www.cr7underwear.com/ JBS Textile Groupがブランド”CR7”で米国の下着市場にこれから参入する予定だそうです。 一方、Cristiano Ronaldoを訴えている米国人は、Christopher Renzi であり、確かに頭文字はCRです。 米国人のCR氏は、2008年に”CR7”を指定商品衣類で商標登録出願し、2009年に米国商標登録3637974号を得ています。米国商標制度は使用主義を採用していますので、現在も登録3637974号が活きているということは、米国人のCR氏は商標”CR7”を使用中なのでしょう。 JBS Textile Groupは、2014年4月2日に、”CR7”(出願番号86239876)と”CR7 CRISTIANO RONALDO”(出願番号86239907)との2件の商標登録出願して、米国特許庁に係属中です。 どのような結果になるでしょうか?

カメラメーカーからメディア企業へ

スポーツ品店に行きますと、家電量販店でもないのに、小型のカメラが販売されています。ヘルメットや衣服に取り付けるカメラです。そのカメラメーカは、GoPro Inc.(ゴープロ)です。 GoProのカメラは、サーファーが目にする大波のトンネルや、スノーボーダーが目にするジャンプした際の光景を動画や静止画で撮影することができます。私もスキーをするときに使いたいなと思っています。 記事タイトル”いま初めて語られるGoProの動画マーケティング戦略”で、GoProの急成長ぶりを知りました。 http://bylines.news.yahoo.co.jp/takiryota/20140730-00037784/ 記事によりますと、GoProは、これまで“カメラ”をいかにして売るかを考えてきましたが、今後は、製品を通して生み出される“コンテンツ”に目を向け始めたそうです。そして、Goproは今後コンテンツを活用し、広告やスポンサー収入から新たな売上を生み出す計画をしているようです GoProが所有する、米国特許権及び意匠権を本日調べてみますと、特許が2件、意匠が7件程度しかありません。 今回の記事のように、急成長が公表されると、他のカメラメーカから警告状などを受け取る機会が増えるのではないでしょうか。利益を上げている会社に、特許ライセンス等の話を持って行くことが常套手段ですから。

蒲焼きの特許

今日は、「土用の丑(うし)の日」。昨日のお昼時もそうでしたが鰻(うなぎ)屋さんの前は、蒲焼きの香りが漂っています。 うなぎの蒲焼きでも特許がたくさんあるだろうと思ってIPDLで”蒲焼”をキーワードに調べてみますと、特許権が19件ありました。 そのうち7件の特許権は、株式会社竹田精工という静岡県の会社が有していました。7件の特許権の大半は、その方法の発明”蒲焼きの加工方法”です。 株式会社竹田精工のホームページがないので詳細は分かりませんが、一般機械器具を製造しているようですので、ウナギの蒲焼の機器を作っていると思われます。 特許発明は、”蒲焼きの加工方法”ですので、機械ではなく鰻屋さんの職人が同じ加工方法でうなぎの蒲焼きを作ったら、特許権侵害になってしまいます。 特許第3411862号の請求項1は、以下のとおりです。蒲焼きに関しては素人ですが、うなぎの蒲焼きの一般的な製法の方に思えます。出願明細書を見ますと、蒸し工程前に食材を白焼きしていない点が良いとのことです。 「うなぎ、あなご、どじょうの内の何れか一つである食材を割いて、前記食材を焼く蒲焼の加工方法において、  前記食材に蒸気を接触させて前記食材を蒸す蒸し工程と、  この蒸し工程の後、前記食材を炭火で焼いて、炭の香りを前記食材に付着させる炭焼き工程と、  この炭焼き工程の後、前記食材にタレを付けるタレ付け工程を含むことを特徴とする蒲焼の加工方法。」

BOSEが、Appleの買収予定のBeatsを訴える

BOSEが、Beatsを訴えたとのニュースがありました。 http://japan.cnet.com/news/business/35051431/ 5月28日(現地時間)に、AppleはBeatsを30億ドルで買収することで合意に達したと発表し、この今秋ぐらいに買収完了の予定とのことでした。 BOSEは、AppleがBeatsを買収すればヘッドフォンの売上が上がることが予想でき、今のタイミングで訴訟を提起したのでしょうか。 BOSEのヘッドフォンのノイズキャンセリングシステムは、ピカ一だと思います。 Beatsの米国特許を本日調べてみますと、米国特許8,688,674号及び米国特許8,626,707しかありません。それら米国特許は、ノイズキャンセリングの発明ではありません。 さて、私は外国大手企業から依頼を受けて、日本の中小企業に対して知財デューデリジェンスをしたことがあります。 その際に、外国大手企業の担当者が言った言葉を記憶しています。 「中小企業だと売上が少ないから他社から訴えられないかもしれないが、当社が買収すると、必然的に取引量が多くなり売上が上がる可能性があるから、他社から訴えられる可能性が高くなる。だから、日本の中小企業の現行製品の特許問題を調査して欲しい。」 AppleもBeatsを30億ドルで買収するのですから、米国特許事務所が、知財デューデリジェンスをしたと思うのですが、実際はどうだったのでしょう。

スマートシューズ

ウォール・ストリート・ジャーナルの7月24日の記事で、スマートシューズの記事がありました。 http://jp.wsj.com/news/articles/SB10001424052702304067104580048862692436660?mod=WSJJP_Technology_Left_Latest_News インドベンチャー企業がスマートシューズ「Lechal」を売り出すそうです。そのLechalは、グーグルマップのスマートフォン用アプリと同期し、目的地にたどり着くまで、いつどこで道を曲がれば良いかをシューズ内のバイブレータが振動で知らせてくれるそうです。 記事に、CEOの言葉が載っています。「時計やリストバンドをしないで家を出ることはあっても、靴を履かないで家を出ることはない。」の言葉には、その通りと頷いてしました。 記事には、”国内外で24の特許を取得した”と有りましたので、インド特許庁の特許検索ページで、スマートシューズに関する特許を探しましたが探しだすことができませんでした。また、米国特許庁の特許検索でも、スマートシューズに関する特許を見つけることができませんでした。 日本で発売されるか分かりませんが、面白い発想ですね。